以前読んだ、酒井順子さんの本

ガラスの50代
酒井順子
2020-11-17


ストレートに表現しないという差別
日本のメディアでは今、「老人」「老いる」「老ける」「初老」といった「老」の字を使用した言葉の使用が忌避され、まるで差別用語のような扱いとなっています。「老人」は「高齢者」や「お年を召した方」に、「老いる」については、「年をとる」とすら言ってはいけなくなったようであり、「年を重ねる」に。「老ける」は「加齢による変化」となり、「初老」は「プレシニア世代」などと言われるようになりました。
「老」だけではありません。「更年期」は「ゆらぎ世代」とか「大人思春期」などと言われることもあって、聞いているだけでむず痒い気分に。昔から、日本人はややこしい問題については曖昧な言葉に言い換える習性を持っていますが、「年をとった人」の扱いについても同様なのでしょう。
この手の言い換えは、「年をとる」ことが望ましくないことだと認識されているからこそのもの、気遣いなのだと思います。年をとっている当事者は、さらなる老いが怖くいから、そのものズバリを表現するのも怖い。そして非当事者は、「ストレートに表現したら年をとっている人に悪いのではないか」という気持ちが募って、曖昧表現を多用。当事者・非当事者共に、心の中で老いを差別する気持ちがあるからこその表現です。
腫れ物に触るように「年をとった人」が扱われている今と比べますと、我々の祖父母世代の方が、年をとることに対しては楽に構えていたような気がしてなりません。今の中高年が、
「年齢にとらわれない!」と合言葉のように言っているのに対して、昔の人は、心身ともに年齢コンシャスに生きていました。年をとったなら、引退して子供に家督や台所の権利を譲り、自身は隠居。還暦、古希、喜寿……などと、節目ごとに長寿が寿がれていたのであり、そこには「若くあらねばならない」というプレッシャーは、なかったのではないか 
https://mi-mollet.com/articles/-/23696?layout=b

(mimolletのサイトにインタビュー記事より)

こういった表現、広告でよく見かけるし、私自身も使っていたけど、
それは差別にあたるのか?と思わされました。

たしかに、自分に対しては
鏡を見て老けたな、と思うし
もう歳だな、と思う。

アンチエイジングでもなく、若作りでもなく
「あの人、いい歳のとりかたしているな」という風になりたい。

実際、私は元気な高齢者と接することが多く、
30年後、こんなふうになりたいな、という人達は

・知的好奇心をもっている
スマホ、LINEは当然。ZOOMもする

80歳のマダムがGoogleカレンダーで自分のスケジュール管理をしていたし

70代のマダムは、私は近所のスーパーのポイントの付け方を教えてくれた。
(このマダム、ポイントためて歯を治したって!どんだけポイント貯めてるのか?)

・ユーモアがある
グチも、おもしろおかしく

・筋力、体力が同年代に比べてある
食事、運動にも気を使っている

・おしゃれである
ネイル、かわいいマスク、かわいいソックス、キレイなウエア
おしゃれ小物、それぞれの方法でおしゃれ

・おばあちゃんというより「マダム」が似合う


時々、高齢者のマウンティング的会話を耳にし
いくつになってもこういう世界はあるな、と思ったりもしますが。


これからは、
いい感じに歳をとる

IMG_5471

が、ちょっと考える。
海外のパステルカラーの服を着こなすおばあちゃん。
同じく日本だとムリかも?ってしょんぼりしました。

体が貧相(やせてて健康面ではいいのですが)、
日本人の髪、肌、目の色に明るい色があまり似合わない。

日本人の大人女性の「陽気」というと、関西のおばちゃんみたいなイメージ。

「若く見える」とは違う、新しいロールモデルがほしいな~~!


とか、書いた直後にちきりんさんのブログを読む。
最近、ちきりんさんの音声配信が好きでよく聞いています。おもしろい。

ブログのタイトルは

最後の30年をどう生きるか?

https://chikirin.hatenablog.com/entry/2021/05/03/142619

いい感じに歳をとるなんて、ふわふわした言葉じゃなくて
もっと具体的に未来像描いて言葉にしてみたらどうなるか?

でも、私、逆算して設計するとか、未来予想図とか描けないタイプ。
人生なりゆきです。

一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)
樹木 希林
2018-12-20

あなたは30年後どうありたいですか?