これからくる言葉、「ファシア」!

ファシア、ききなれない言葉ですね。

ファシアとは筋肉をはじめ、臓器や骨、血管を包む膜のことです。


その姿は「膜」というより立体的な「ネット」構造になっています。


鶏肉など皮をはがすとき、網目状のものを見たことがありませんか?

あれがファシア。

からあげを食べるとき、皮と身の間の網目状の糸もファシア。


それって「筋膜っていうんじゃないの?」と私は思いました。


しかし、筋膜=ファシアではないようです。


筋膜は英語でMyoFascia(マイオ・ファシア)と言い、Fascia(ファシア)の一部です。



今までは筋肉を覆っている膜があり【筋膜】と呼ばれ、

身体の不調は筋膜が影響しているのではという考えがありました。


最近の研究で

「いろんな臓器や血管、神経の周りにも筋膜と同じような組織があり、

身体の不調は筋膜だけじゃなく、どうやらこの組織も関わっている」


という事がいわれ、筋膜だけじゃなくそれらを広く含めて【ファシア】と呼ばれるようになったようです。



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ファシアが癒着せず、スムーズに動くことが美スタイルに欠かせません。


 


同じ姿勢、痛み、運動不足などでファシアの動きが悪くなった結果、

各部位が正しいポジションに戻れなくなり、結果として身体の不調に繋がります。


最近お気に入りの番組、 BS プレミア 美と若さの新常識 でも

ファシアをとりあげていました。


姿勢改善に効くと紹介された体操は、レッスンでとりいれているうごきでした。

うん、やっていること間違いない!


番組HP

ただ、ファシアと言いつつ「ファッシア」と発音するし、

イントネーションもファッシア⤴︎とか上がったり下がったり、違うのです。


まあ、カタカナ読みしてるから仕方ないけど。


ペルヴィスのレッスンを始めた10年以上前、「筋膜」と言ってもみなさんなにそれ?状態。
ですが、時代が追いついてきたので、今は「筋膜が~」というときいたことある、と言う方がほとんど。


次は「ファシア」かも。

猫背やポッコリおなかの悩みに、「キーワードはファシア」

が新常識となるのではないか?と予想します。